着物と桐箪笥
桐箪笥と着物とよく切っても切れないような関係にあると言われますが、それは何故なのでしょうか?
そこで、桐箪笥と着物の関係についてご説明したいと思います。
絹製の着物や帯などを大切に収納するのに理想桐箪笥は昔から大切な着物を保存するのに用いられてきたアイテムです。
桐箪笥とは桐の木を用いて作られた箪笥のことをいい、絹製の着物や帯などを大切に収納するのに理想的です。
防湿効果・保温効果・防虫効果・難燃性
その理由は、桐は防湿効果や保温効果、防虫効果や難燃性等の性質を持っており、着物収納に適しています。
ずっと前から日本独特の季節の中で保存するのに適しているということになります。
防湿効果
桐の木の細胞は呼吸をしており、その中で必要な湿気を取り入れて、余った湿気や空気を外へ出すということを自然に行っています。
そのことで防湿効果が得られるというわけです。
冬
乾燥する冬などは、桐が夏の間に細胞に貯めていた湿気を自然な形で保存している空間の中に放出します。そのため、保存している着物にとっては良いことです。
夏
夏の蒸し暑い空気も桐の組織が調節してくれるため、保管している衣類も自然によりよい環境で保存できます。
温度変化が少ない
Moreover 桐の組織は小さな部屋がたくさんある多孔質構造になっています。
小さな部屋がたくさんあるということで、その中に空気をしっかりと蓄えることができ、温度の変化も少なくなるという特徴があります。
保温性が高い
温度変化も少なく、保温性も高いということです。
そのため、衣類を温度の変化に晒さずに、できるだけマイルドな環境で収納できます。
防虫・防菌
加えて、桐には防虫効果もあります。桐にはパウロニンやセサミンと呼ばれる成分が含まれており、衣類を不快なものにする原因にもなるノミやダニなどがつきにくく、抗菌性にも優れているといった特徴があります。
これらの成分は桐に含まれている天然成分なので安心ですし、自然に防虫効果を得られるというメリットがあります。
高い難燃性
そして、桐は高い難燃性をもつ素材で、その着火点や発火点は他の木材と比較すると高く、燃えにくいというメリットもあります。
火に強いという性質は、中に収納する大切な着物を守るという点で安心感をもてます。
桐も自体が湿度や温度を調整ができるという性質があり、それが日本の気候風土にぴったりと合っており、着物の収納にも長く用いられてきたということです。
着物に最適!気になる桐箪笥の価格
そのような理由で着物とは深い縁がある桐箪笥ですが、桐箪笥で着物を保存したいという場合、桐箪笥の価格どれくらいなのか気になるのではないでしょうか。
一言で桐箪笥と言っても通販で購入できる安い箪笥から何百万円する本物の桐箪笥まで様々です。
ローチェストタイプのものなら3万円くらいで購入できる通販サイトもあります。BUT 高級の桐箪笥で、職人が数か月かけて用意する箪笥は軽く100万円を超えています。
選ぶ時には、予算内でいくつか選択肢を比較しながらニーズに合うものを選ぶことがポイントです。
軽くて持ち運びも簡単
桐は軽くて持ち運びも簡単であるということも箪笥としてこの素材が長期間利用されてきた理由です。
軽いいため備え付ける時にも扱いやすいのです。
古くなったら再生(桐箪笥 修理)させられる
古くなってきたら再生させることで再び新しい状態のものから使用もできます。
というのは、使用していると箪笥は汚れたりしてしまいます。ところが、桐は表面を削れば再び新しくができます。
このようなことも桐箪笥がいい理由で、桐箪笥には私達の生活の中で長らく利用されている理由がたくさんあります。
着物に桐箪笥はベスト
そのため、着物と桐箪笥はとても相性が良いのです。Moreover 桐箪笥は自然素材で作られており、アトピーやアレルギー、ダイオキシンなどの心配も少ないという点もメリットです。
このように、桐という木材から作られている桐箪笥は着物の収納にはとても適していといわれ、よく用いられてきました。防湿性や保温性、難燃性などの優れた性質を持ち、デリケートな絹の着物を収納するのにとても適しています。
まとめ
また、再生して使用も可能というように利点が多くあります。
桐箪笥の値段は非常に様々ですが、品質の高いものは価格が高額になる傾向があり、数百万円という価格が付けられている職人の高い技術で作製された桐箪笥もあります。
桐箪笥は着物の収納を安心して行うことができる
大切な着物を収納するという場合、安心して保管できるものを利用したいですよね。その点で、桐箪笥は着物の収納を安心して行うことができる利点がたくさんあります。
こうした理由で日本で長い間着物を収納するために用いられてきており、桐箪笥と着物は円深くて、切っても切れない関係にあるのです。
これまで段落に分けて着物と桐箪笥の関係をご紹介してきましたが、この様な理由について知っておくと言うことは日本人としても大切なことではないでしょうか。
日本の気候風土に最適
大切な着物を長く良い状態で保存をするのに適しているのが桐箪笥で、日本の風土の中で大切な衣類を長期間安心して収納するのに最適です。
大切な着物を保存するなら、長く使える桐箪笥を備えておくと言うのはとてもおすすめです。
URL:http://www.kiritansu.biz/