今年に入って、いいところなしの俺。
手持ちの株はボロボロ、30%減で塩漬け状態・・・。
「1週間で400万円は吹っ飛んで行った・・・。
妻に内緒で株に手を出し、アベノミクスが追い風となって順調そのもの・・・
と思いきや、
行き着けのクラブのユミちゃんとよろしくやっている内に夢もろとも泡となってしまった。
想像だにしないことが世の中には起きるものである。
ただ、風任せにやって来た分、自分の力では取り返しのつかないのも事実である。
こうなってしまっては、挽回のための再度の大勝負に出るほどの元気が出て来るはずもない。
中国経済?ロシア経済破綻危機?
中国やロシアの経済を云々する、そんな余裕などあるわけがない。
おい、もうひとりの俺よ・・・どうする? どうするつもりだよ?
いつの間にか、ユミちゃんも去って行った。
彼女は彼女で賢明な判断だ。
バブル時代の光景を思い出す
それにしても、30年も前のあのバブル時代に目の当たりにしてきた光景が、学習効果として何ら活きていないと言うのも
情けない話である。
バブルと言えば、いろんな光景が思い起こされる。
調子こいてた、どこかの会社社長が知ったかぶりで手を出した株が散々で紙切れ同然となり会社に1億の穴を開けたとか。
自分の金でならともかく、会社の金を流用するなど貧相そのもの。
一億総不動産屋と言ってもいいような、世の中の浮かれぶり。
OLまでもがワンルームマンションを一室、二室と所有し、賃貸に回しては得意がっていた時代だ。
銀座では分をわきまえぬ豪遊が毎夜繰り広げられたり。
バブルの中にあって、あのような暮らしがその先もずっと続いて行くものと多くの者が考えていた時代であった。
それが真坂のバブル崩壊、すべてが泡となって散って行ったのだった。
世の中、上から下まで色んな悲劇に見舞われたのだ。
それを文字に自体はばかれる、そんな悲劇が目の前に繰り広げられたのだった。
ただ、そんな中でも崩壊前に上手くすり抜けて行った者もいれば、その逆もあった。
近いところで見て来た例をお話しておく。
バブルの勝ち組・負け組
二人とも一般的にいるサラリーマンであった。
共に都内および近郊のマンションを購入、バブルの中でその例にもれずそれぞれのマンションは相応に高騰していった。
当時はマンションを新規に造っても造っても需要に追い付かず、中古市場も活況を呈していた。
そんな中、一人は自宅マンションを高値で売り抜いて2500万円の利益を出し、それを独立資金として自分の会社を作った。
一方、もう一人の方は生涯の住居としてバブル崩壊後も住み続けている。
生涯の住居としては生活環境から言って何の問題もないのだが、ひとつの痛手は、高値で購入しバブル崩壊により大幅に値を崩したことである。
そのために、現在の価値以上に、住宅ローン返済を続けていかないといけない状況なのである。
その時々の判断であるから、何が正解かは必ずしも決め付けられないわけだが、前者の方はマンション売却後は賃貸派に転向したようである。
彼いわく、賃貸派の方がその時々で活動拠点を変えられるメリットがあるとの話であった。
バブル時代の色んな風景をここで全て紹介など到底できないわけであるが、
個人にとってもっとも高価な資産である不動産に関しては、
その地域を初めとした諸要因で価値は変動する上に、
4年後東京開催のオリンピックと言うとてつもないビッグな要因に依って、
どのような影響を受けることになるのか今の内から気に留めておいて損はないと思う。
オリンピック景気に便乗出来るかどうかは別として、
所有の不動産の各時点における価値・評価を確認しておくことは賢明なことだと考える。
マンション・一軒家の相場を知るなら
想像以上の査定額だった時がまた困る
不動産もプロBUT 株式のプロBUT 今の相場、そして今後の展開の読みは分かれる。
バブル時代が本当にそうであった。
勢い乗ってに資金を投下したものは、ドンドン、その資産を増やしていった。
なにもしないものは、その勢いに指を加えながら眺め、参入の踏ん切りがつかず、踏ん切りがついたときにはバブルがはじけていた。
ただ、資金を投下した多くものは、勝ち抜けることが出来ず、バブルがはじけたときは、クビを括るほどの借金に追い込まれていたのも事実。
では、今のタイミングで持ち家の相場が想像以上に高かったらどうするか?
コレも答えはない。
もっと上がると思えば、そのまま保有していれば良い。
現金化したければ現金にするものよい。
ただ1つ、2020年に東京オリンピックの開催が決定しているということは事実だ!ということだろう。
BUY ・ HOLD ・ SELL の判断の出来る状態に、自身をしておくことは必要だろう。