とうとう今年もスギ花粉症の季節が到来しました。
悩んでいる方も多いかと思います。
花粉症の方に必須アイテムのマスク。
花粉症 マスク選び
マスクは気休め、効果がいまいちとあきらめていませんか?
案外見落としがちなマスクの使い方にもスポットを当ててみました。
スギ花粉の時期、毎日使うマスク、どうせなら効果的に使いたいものですよね。
家庭用マスクの選び方のポイント
形について
家庭用マスクの形は大まかに分けて3種類。
平型・プリーツ型・立体型・超立体型です。
平型
ガーゼマスクが一般的で、保湿性と保温性での使用、ホコリよけとしての使用目的で使われているマスクです。顔の密着度が高くありません。
プリーツ型
全体がプリーツの形になっているので、口の周りに空間ができ、呼吸が楽なマスクです。プリーツを顔の大きさに合わせて広げてわきからの隙間を遮断します。
立体型
顔の形に合わせてデザインされているため、顔回りにフィットするマスクです。マスクと口元の間には空間があるので、息苦しいということはありません。
超立体型
もともとは医療用でしたが、顔にぴったりフィットし、マスクと口の間に空間ができて呼吸がしやすく、特に化粧が落ちにくいようにできているので女性に人気のマスクです。
素材について
マスク
繊維を織らずに絡み合わせたシート状のもので、粒子捕集性や通気性に優れています。値段が安いので、使い切りマスクに適しています。
ただ、保湿性はガーゼよりは落ちます。
ガーゼ
ガーゼは綿織物でできており、性能的にはいまひとつです。
肌の弱い方に好まれたり、睡眠時やエアコンの効いたオフィスなどでの「保湿用」としての使用、「洗って何度も使用できる」などの利点があります。
最近では中に特殊なフィルタを縫い込んで多重構造のマスクも登場して、花粉などの通過を防ぐものもあります。
密度について
花粉対策で使用する際には繊維が入り組んでいる「不繊布マスク」が、花粉が付きやすく花粉をシャットアウトしやすいのでおすすめ。
2月~5月は黄砂やPM2.5に偏西風に乗って黄砂も日本に上陸し、花粉症の症状を悪化させてしまいます。
花粉用よりもさらに密度が高い「インフルエンザ・ウィルス対応」や「PM2.5対応」のフィルターが付いているマスクが良いでしょう。
素材について
肌が弱い方は、ゴム紐にかぶれたり、頬や耳の部分が痛くなることがあります。
その点、に掛ける部分が紐ではなく全体がシートでできている「立体型マスク」は、長時間の使用でも頬や耳が痛くなりにくいようです。
そして、嬉しいことに眼鏡を使用してても曇りにくいので、花粉よけの眼鏡やゴーグルを使う場合でもストレスがありません。
コストパフォーマンスについて
基本的にマスクは使い捨てと考えましょう。
ついもったいないからと、何日も同じマスクを使用するのは×です。
箱形の大容量のマスクなら1枚当たり10円前後、毎日1枚使用して1か月300円なので惜しむことなく使い捨てできますね。
マスク選びでついやってしまいがちなうっかり
せっかくマスクをしているのに、正しい使い方ができていないために花粉やウイルスなどを防げていないこともあるようです。
そこでマスクについてついやってしまいがちなミスを挙げてみました。
マスク使用前には手を洗おう
おろしたての清潔なマスクBUT 花粉やウイルスが付いた手で触ったら台無し。
汚れた手で顔を触ったあとにマスクを付けたとしたら花粉やウイルスを閉じ込めてしまうようなもの。
使用前には手を石鹸でキチンと洗いましょう。
マスクをしてるのに鼻を出している
もちろん意味がありません。ただ、これやっている人がかなりいるのです。
マスクが苦しいのなら、立体マスクの使用をおすすめします。
外すときに汚れた部分を触ってしまう
マスクの外側、特に鼻と口元付近は汚れが息を吸うときに付着して、大変汚いのです。
マスクを外すときにここを触ることがないように注意しましょう。
針金をフィットさせてない
鼻の部分の針金を曲げずに使用したら隙間から花粉やウイルスなどが入ってきます。
忘れずにと折り曲げて、隙間が空かないように鼻にフィットさせましょう。
顎にかけてまた口に戻す
顎にかけてまた口に戻すのは、息苦しさからついやってしまいがち。
顎に付着した汚れがマスクの内側に付いて、それが口元に・・・
会話の時になぜかマスクを外す
表情が読み取れないかなとついやってしまいがち。
マスクを取ってクシュンとなったら相手にたいへん失礼なことです。
マスク選び:まとめ
マスクも正しく使わないと効果がないということが、お分かりいただけたでしょうか。
日常的に使うものなので、うっかり習慣でやってしまうことで効果が台無しになることもあります。
せっかくマスクをするなら、基本的なルールを守って、効果的に花粉を防ぎたいものですね。